BRAND VIEW | 2020年 年末に観たいドラマ3選

Written by YUKI

/ CFO

 

December 25, 2020

 

 

皆さん、こんにちは。

いつの間にかもう年の瀬。

2020年はもう仕事納め...という方も多いのではないでしょうか。

 

普段はビジネス系の話題を中心にお届けしてきましたが、今回は年末最後ということで、少し肩の力を抜いて、ぜひ皆さんにお勧めしたい珠玉のドラマ3作品をご紹介したいと思います。

 

エンターテインメントとして面白いのはもちろん、ちょっと勉強にもなってしまうような素晴らしい作品を選んでみました。ぜひ、お楽しみください。

 

 

1.『クイーンズ・ギャンビット』(NETFLIX/ 2020)

 

 

まずは、今年世界で最も話題になったドラマと言えるのではないでしょうか。

NETFLIXのオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』です。

 

 

1960年代のアメリカで孤児として育ちながら、類まれなるチェスの才能を発揮し、当時男性ばかりだったチェス界の中で王者として昇りつめていく少女、エリザベス・サルモンの半生を描いたドラマです。

誰もが認める天才でありながらも、アルコールや薬物への依存を繰り返し、チェスに捧げる己の人生と1人の女性としての生き方の間で葛藤する彼女の姿は、この作品がフィクションであることを私たちに忘れさせ、視聴後にはまるで一冊の伝記を読み終わったときのような美しい余韻を残します。

 

1960年代のアメリカに充満していた男女差別や貧富の格差、アメリカ人の欧州文化への憧れとコンプレックス、そして当時チェスで世界最強の国であったソビエト連邦との冷戦など、様々なディテールが決して重過ぎないタッチで、しかし丁寧に散りばめられています。

 

日本ではまだあまり知名度が高くありませんが、2020年世界で最も視聴されたドラマと言われる『クイーンズ・ギャンビット』。ぜひ、年末に一気見してみては如何でしょうか。



 

2.『チェルノブイリ』(HBO/ 2019年)

 

 

昨年、HBOで放映されるや否や瞬く間に世界中で話題となり、主要な賞を総なめにしたHBOの傑作中の傑作『チェルノブイリ』。なんと、本作の日本における配信(スターチャンネルで独占)が2020年12月31日で終了となります。

まだご覧になっていない方はぜひ、急いでご覧になってください。決して後悔はしないはずです。

 

 

1986年4月、惨劇は起こりました。

ソビエト連邦にあったチェルノブイリ原子力発電所の4号炉が、突如爆発を起こしたのです。

この物語は、当時この事故の処理に当たった実在する複数の人物に焦点を当てて展開されます。

 

事故を何とか収束させようとする技術者、事故の報告をためらう現場監督者、自国の失敗をひた隠しにしようとする政府、何も知らないまま放射線に曝され命を落としていく民衆、そして何とか真実を明らかにしようと自らの命を賭けて戦う科学者たち。

1つの事故を巡って交錯する人々の思惑が、これでもかというくらい克明に、生々しく描写されます。

 

当時関係者が混乱の最中についた「嘘の代償」とは一体何だったのか-。

未だ嘗てないほど誰もに「危機管理」が求められる今だからこそ、絶対に観ておきたい名作中の名作です。

 

 

 

3.ブラック・ミラー (NETFLIX/ 2011 - 2020)

 

 

最後に、2011年に配信が開始されてから世界中のSFファンの根強い指示を得続け、今なお新シリーズが作られ続けているNETFLIXのオリジナルドラマ『ブラック・ミラー』です。

 

 

各話が約1時間程度の短編集となっているこの作品。

一見無関係に思える全てのエピソードに共通しているテーマは「近い未来に実際に起こりうる社会問題」を題材にしているところです。

 

「もし誰もが脳のICチップに全ての情報を記録しておくようになったら、嘘は隠し通せる?」

「もし誰かの人格を100%コピーして保存しておけるとしたら、死んだはずの愛する人を蘇らせる?」

「もし嫌いな人を自分の世界から ”ミュート” できるようになったとしたら、今よりも幸せになれる?」

「もしVRでゲームキャラクターになり切った状態で誰かと愛し合ったら、それは浮気になる?」

 

誰もが一度は空想したことがあるような 数々の “if” が、凄まじいリアリティと物語性を持って描写されます。

 

テクノロジーの進歩が社会にもたらす「黒い影」を、思い切って覗き込んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

世界的には有名な作品でありながら、日本ではまだ知名度が高くない名作ばかりを選んでみました。

外出や旅行もままならない世の中ですが、時には映像の世界にのめり込み、想像力の翼を羽ばたかせるのも、悪くないかも知れませんよ。

 

それでは!

 

 

 

 

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